STUDIO BAU 研究日誌

現代美術作家、上根拓馬のBLOGです。 制作日誌や展覧会情報などをUPしていきます。

狼の契約

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お世話になっているギャラリーのオーナーにいただいた本を読みました。
オーナーの知り合いらしく、僕と何かしら通じるものがあると言われました。
文芸社 和田大義 著 「狼の契約」という本です。
そんなに厚い小説ではなくかなりテンポの良い読みやすいものでした。
内容は近未来という設定ではありますが、まさに現代の様々な闇の部分が描きこまれています。
死体愛・屍姦愛好家・同性愛者・体外離脱・裏エンバーマー(遺体を保存処理や修復する人)・薬物・コンピューター社会
と、かなりヘビーな設定ですが面白かったです。
主人公は裏社会のエンバーマーで薬物中毒です。
死体愛好家に大金で依頼され、ターゲットを拉致し永遠に腐らない究極の愛玩具へと作り変えます。
本人はその仕事に誇りを持っており自身を芸術家と呼んでいます。
深いトラウマを抱えており、薬による精神の体外離脱によってしか家の外に出ることをしません。
そんな体外離脱を繰り返すある日、狼に出会う・・・というところから話が始まります。
一つ一つの要素をやたらマニアックに調べて、描いているあたりにこの作家さんに興味を覚えました。
やはり、一つ一つの積み重ねこそがリアリティを生むのだと改めて考えさせられた一冊でした。

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